2006年3月26日


タシデレ。この度「ちゅんちゅん基金」の活動の一環として「チベット思いやり基金」を設立することに致しました。この基金の第一の目的はチベット本土の子供への教育資金の援助です。
カムのカンゼ近郊に住むある僧侶の今まで一度も学校に通ったことのない子供達に教育の機会を与えたいと言う強い希望を受け、少しでもお手伝いできればと思い設立することに致しました。基金の名前ですが、その僧侶が「互いが互いを思いやり、慈愛の気持ちを持って助け合うことができればと素晴らしい」と「チベット思いやり基金」という名前を下さいました。

ダライラマ法王も今年のカーラチャクラで「チベットの将来はチベット本土のチベット人の手にかかっている」また「教育こそチベット復権の鍵」と言うようなことを仰られたようです。本当にそう思います。夫がチベット人ということで、亡命社会及びチベット本土に知り合いが多数おり、彼らの状況を聞く機会が少なからずあります。今までは少しですがインドの亡命社会の子供への支援をしておりました。ですが最近本土への支援が急務ではないかと思うに至りました。そんな中のダライラマ法王のカーラチャクラでのお言葉により益々その思いが強くなりました。その気持ちに追い風を送るかのように最近本土でがんばるチベット人に会う機会がございました。その方によれば本土からアメリカなどの支援でアメリカの大学に留学した優秀なチベット人がアメリカに留まらずチベットに戻っており、彼らや本土で支援により高等教育を受けた人々が中心となって、チベット本土の数箇所でNPOなどを立ち上げ現地で環境、教育、文化保護、そして事業を起こしたりと様々な活動をしていると聞きました。とても勇気付けられる話でした。また亡命社会で勉強し、チベット本土に戻って、現地で仕事についているチベット人もたくさんおります。中にはチベット文化継承の為の学校を始めた人もいます。本土で貧困や環境による問題から教育の機会がなく、亡命する子供達もたくさんいるのは事実です。その一方で本土でがんばりたいと思っている人々や子供が多くいるのも事実です。そんなチベット人を助けようと本土のチベット人もがんばっています。チベット人によるチベット支援、これが一番望ましい形ではないかと感じますので、我々もそれを少し手助けできればと思っております。今後サイトで支援をお願いしていくかと思いますが、皆様のご支援ご理解を頂ければ大変嬉しく思います。金銭的な問題からすぐには無理かと思いますが、将来的には現地で現地に合った方法で事業などを起こしてもらう、いわゆる「村おこし的」な支援をできればと思っております。現地の人々がいつまでも外部からの資金に頼らず済むよう、自分達で得たお金で子供達の教育費や困難な状況にある方への支援ができるようになればという希望があります。

いきなり大きな援助はできないので、まずは学校に一度も行ったことのない子供達への支援を始めたいと思います。近々HPに子供達の写真や詳細を掲載する予定です。支援も募りたいと思っていますが、その一方でいろいろな活動ができればと思っております。本土や亡命社会ののチベット人歌手を呼びたい、砂曼荼羅やチャム(僧侶によるチベット仮面舞踊)を紹介したい、日本の方に喜んで頂きながら、資金を集められればいいなと、夢はいろいろあるのですが、まず比較的簡単にできることとして、チベット料理やチベットグッズの店を出店し収益を基金に充てるということを考えております。東京や横浜などでこういうイベントがあるから出店したらどうかというようなアイディアがございましたら、是非お知らせ頂ければと存じます。チベット人がモモやシャパレーを作りますので、きっと美味しいと思います。

また、まだ大々的にお知らせをしていない中チベット問題に大きなご関心をお持ちの方数名からご寄付をいただきました。本当にありがとうございました。
近々内容を更新していく予定ですので、時々本サイトを覗いて頂ければ幸いです。


                                                    



その後のご報告

10月11日
2006年3月から今まで一度も学校に行ったことのない子供達が学校に通っています。当初は資金の関係から15人ぐらいしか学校に行けないだろうなと思っていたのですが、送金した資金を持っていった僧侶が「まとめて払うから」とねぎった(?)ようで、予定より多い23人の子供達が学校に行けることになりました。すばらしい!子供の写真をHPに載せることに抵抗があったのですが、載せても大丈夫と言われたので、折を見てご紹介したいと思います。とりあえず当面の目標は来年の3月に継続してこの子達を学校に行かせることです。支援を頂いている北海道のK様、Mご夫妻、東京のO様、友人のKちゃんからのお金はそちらに回したいと思います。詳しい報告は恐らく11月後半になるかと思います。



「チベット思いやり基金」 の設立に関して
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